【論文紹介】
当科小倉医師がfirst authorで、日本のコロナ禍における重症患者のマネジメントやその成績をECMO netのメンバーを代表して発表しました。ECMO netは、重症COVID-19患者救命のため、ECMO管理のみならず人工呼吸器管理のspecialistとして、全国各地で教育、診療支援、必要に応じで広域搬送のお手伝いなどをしています。済生会宇都宮病院 救急集中治療科からも数名が所属しております。もはや、災害〝級〟ではなく〝災害〟と表現しても過言ではない状況にあります。日本は諸外国と比較して、国として重症患者集約化システムの構築が進んでいません。しかし、ECMO netが各病院と各都道府県、国との架け橋になり、この災害時に日本ならではのシステムを作り対応しています。
今年だけ、来年だけのシステムにならないよう、ポストコロナにおいても残るシステム構築を目指したいですね。
尽力頂いているECMO netメンバーの皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。