心臓血管外科
教育的取り組み
日本外科学会専門医取得希望者に対して
外科専門医修練カリキュラム(平成25年4月10日改定)によれば、現在各分野の最低限必要な手術経験数が定められていて、心臓大血管手術10例、末梢血管10例となっています。当科では心大血管手術から末梢血管手術まで幅広く診療している特色から、外科専門医取得希望者は、非常に効率よく手術件数を経験することが可能で、ほぼ一ヶ月の当科の研修で、最低経験数をクリアしています。外科専門医を目指す研修医からも非常に好評で、現在ほぼ毎月のように研修医が当科で研修しています。
WET LABO(Off the Job Training)
Wet Laboとは
手術手技の習得を目標に、(主に)ブタの心臓を使用し、実際に心臓外科の手術などを体験、練習する場です。(心臓は、正式な手続きを経て専用に飼育、摘出されたものを用います。)ブタの心臓はその構造が人間に近く、実際の手術をシュミレーションすることが可能で、また心臓の解剖を直接見て学ぶことが出来ます。当科では、研修医や心臓外科若手Drに対して、心臓外科の手術を経験してもらい、また心臓の正常解剖をダイナミックに学べる様に、積極的にWet Laboによる研修を行っております。Off-JTとして認定されています。
大動脈弁置換術後
中心にあるのが生体弁