最新医療機器による検査
血管造影について
血管造影検査のご紹介
三大生活習慣病ってご存知ですか?
1.悪性新生物(がんなど) 2.心疾患(心筋梗塞など) 3.脳卒中(脳梗塞や出血)を日本人の三大生活習慣病と呼ばれています。
私たち血管造影室は他部門と密接な連携をとりながら、日夜その三大生活習慣病の診断と治療を行っております。
血管造影室は大きく分けると、心臓血管部門、脳血管部門、腹部・その他の3部門で構成されています。
以下のような処置が行われます。
- 心臓血管部門では主に心筋梗塞の診断と治療
- 脳血管部門では主に動脈瘤(りゅう)や脳腫瘍の診断と治療
- 腹部・その他部門では主に腹部疾患の治療
- 心臓・頭頸部以外の血管の治療
心血管部門について
Q&A
Q:どのようにして血管を撮影するの?
A.太ももの付け根や肘の動脈からカテーテルと呼ばれる細い管を目的の血管まで進めていき、造影剤(血管や臓器を見やすくするためのお薬)を使って撮影します。
Q:どのくらいの時間がかかるの?
A.検査によって異なります。1時間以内で終了する検査もあり、数時間かかる場合もあります。
Q:痛くないの?
A.検査による痛みはほとんどありません。太ももの付け根や肘の動脈にカテーテルを挿入する際も、予め局所麻酔をいたします。
ただし、撮影の際に造影剤を使いますので体が熱くなるような感じがしますが、これは正常な反応です。
Q:全身麻酔じゃないの?
A.痛みはほとんどなく、数時間で終了するため局所麻酔で行います。
血圧や心電図などを測定しながら、またお話をしながらでも検査が可能です。
ただし、小児や安静が保てない場合は全身麻酔で行うこともあります。
Q:外来でできるの?
A.検査前の処置(絶食や採血、剃毛など)や、検査後の安静(半日はベッド上安静)を考慮すると外来では難しいので、基本的に入院で行います。
Q:何か注意することは?
A.
・造影剤を使いますので、ヨードアレルギーがある方や喘息の方は必ず事前にお知らせください。
・検査中は仰向けになりますので、その体勢を保てない場合(腰が痛くなるなど)は事前にお知らせください。
・検査中は清潔区域となりますので、手や足を自由に動かせなくなります。
※お話はいつでもできますので検査中に気づいたことがあれば何でもお話ください。
お問い合わせは
栃木県済生会宇都宮病院医療技術部診療放射線技術科
特殊造影課 血管造影室
TEL:028-626-5500(内線3185)
までお気軽にご連絡ください。お待ちしております。