緩和ケアセンター
緩和ケアとは
“重い病を抱える患者やその家族一人一人の身体や心などの様々なつらさをやわらげ、より豊かな人生を送ることができるように支えていくケア”
(日本緩和医療学会『市民に向けた緩和ケアの説明文』より)
緩和ケアセンターについて
当院では、つらさを抱える患者さんとそのご家族に対して、病気の段階や療養場所にかかわらず、適切な緩和ケアを切れ目なく提供するために、「緩和ケアチーム」「緩和ケア病棟」「緩和ケア外来」の3つの機能を複合した「緩和ケアセンター」を設置しております。
「緩和ケアチーム」は、緩和ケアを専門とするさまざまな職種のスタッフで構成されています。一般病棟にご入院中の患者さんを対象とし、主治医や担当看護師と協働して、患者さんの抱えるさまざまなつらさについて考え、対処し、速やかに緩和することを目指します。 「緩和ケア病棟」は、病状が進み、一般病棟やすまいでの療養が難しくなった患者さんが入院する病棟です。患者さんやご家族が心身ともに穏やかな療養生活を送れるよう、多職種チームが最善を尽くします。つらさが緩和された際には、元のすまいへ戻ることもお勧めしており、積極的に在宅医療・ケアの導入を支援します。すまいに戻った後も、訪問診療医や訪問看護師などの在宅ケアチームと連携しながら、切れ目のない緩和ケアの提供に努めていきます。 また、病気の段階にかかわらず、つらさが増強し、受診中の主たる診療科での基本的な緩和ケアでは対処が難しい場合、「緩和ケア外来」にて、多職種チームによる専門的な緩和ケアを提供します。
その他、緩和ケアセンターでは、緩和ケアに関するセカンドオピニオンや、地域の医療・福祉スタッフを対象とした緩和ケアに関する相談窓口を開設し、カンファレンス・研修会の定期的な開催を通じて、宇都宮医療圏における緩和ケアの普及、啓発のための活動を行っております。
緩和ケアチーム
緩和ケア病棟
緩和ケア外来
主要スタッフ
センター長 田所 学 (医師・緩和ケア科 主任診療科長)
ジェネラルマネージャー 穂高 律子 (看護師・済生会宇都宮病院 参与)
お問い合わせ先
・患者さんとご家族からの緩和ケアについてのご相談は、がん相談支援センターへ
・緩和ケアに関するセカンドオピニオンや、地域の医療機関・福祉施設のスタッフの皆様からのご相談は、地域連携課へ
お気軽にお問い合わせください。
TEL:028-626-5500(代表)
受付(日・祝日・第2土曜除く)
月曜~金曜 8:30~17:30
土曜 8:30~12:30