診療放射線技術科
一般撮影/レントゲン撮影について
一般撮影とは?
一般撮影はX(エックス)線を用いて胸部や腹部、四肢などからだのあらゆる部位の透過写真を撮ります。いわゆる「レントゲン写真」を撮影する検査です。
撮影の流れ
①検査予約票、診察券を持って検査受付2番へお越しください。受付を行った後、放射線受付票をお渡しいたしますので、放射線受付番号を呼ばれるまでお座りいただきお待ちください。
②安全に検査を行うために、妊娠の有無、お名前の確認を行いますのでご協力をお願 いします。また、検査についてご質問がある場合はスタッフまでお尋ねください。
③検査終了後、撮影した画像は電子保存され、画像情報管理システムを介して院内各所の診察室や病棟のコンピュータ画面にて観察することができますので、次に案内される場所へお向かいください。
検査を受けられる方へ
お食事について
基本的に一般撮影では、お食事などの制限はありませんが、検査が重複している場合、他の検査内容によって食事を控えていただく場合があります。ご不明な点は、スタッフにお尋ねください。
妊娠中または妊娠の可能性がある方へ
妊娠している、または妊娠の可能性のある方は検査受付スタッフ、または撮影前に放射線技師にお申し出ください。
お子様の撮影について
一人で撮影ができないお子様につきましては、付き添いの方に介助していただき撮影を行います。
付き添いの方が妊娠中または可能性がある場合は、スタッフにて撮影をおこないますのでお申し出ください。
着替えについて
シャツのプリント、しわ、ボタンなどは写真に写ってしまい、診断に差し障りがある場合があります。検査衣に着替えていただき、身に着けている装飾品など、診断する上で影響が出ると思われるものは、はずしていただくことがあります。
当院ではX線に写らない専用の検査衣をご用意しています。
写真に写ってしまうもの
金属を使用しているもの、ボタンなどのプラスチック類、湿布、カイロ、など
(衣類も種類や厚さ、素材によって写ってしまう場合があります。お着替えいただく場合はご了承ください。)
X線を照射してはいけない機器について
インスリンポンプ・グルコースモニタリング装置
これらの機器は血液中の糖の量を調整、観察している機械になります。 X線を照射してしまうと、動作に不具合が生じる場合があります。 撮影前に必ずスタッフにお伝えください。
一般撮影で扱う装置
一般撮影装置
一般撮影はすべてフラットパネルディテクター(FPD:Flat Panel Detector)装置を用いて撮影をしています。FPDは従来のレントゲン撮影装置と比べ、X線照射量を低減可能になり、X線の感度が高いため、線量を減らしても十分な画像が得られる装置です。
デジタル式回診用X線撮影装置
X線撮影が必要な病棟や手術室、救急室などに装置を移動させて、その場で検査や画像の確認を行うことができる充電式のデジタル式回診用X線撮影装置です。FPDフラットパネルディテクターを搭載し、X線照射量の低減可能な装置です。
手術室外科用X線撮影装置
手術室において複雑な手術に透視及び撮影をおこない、術者のサポートを行う装置です。移動可能で多くの手術に対応できるX線撮影装置です。